涼しくなり始めの時期は、あんよが上手に動かなくなる

「パリフィ舎」では、ご注文時に、「元気ふりかけシリーズ」数種類の中からお選びいただける「無料サンプル」をご用意していますが、そのサンプルの選ばれ方に、季節感があることが、だんだんわかってきました。

例えば、暑くなり始めの頃は「痒いの、飛んでけ」。夏真っ盛りの頃は「虫を無視」。夏の終わり頃は「結石退散」が人気でした。そして今、まさに、涼しくなり始めたこの時期は、「あんよ、がんばれっ」が一番人気です。

今回は、なぜ、涼しくなり始めの頃は、あんよが上手に動かなくなるのか。について考え、そういった症状が、少しでも軽くなる食材をご提案したいと思います。

朝夕の気温差が大きいと、特にシニアさんはストレスを感じる

体感的に、もう、夏は終わりましたよね。で、今、うっすらと秋が始まりつつある感じがしていますよね。空にはウロコ雲、路には初秋の草花が色づく準備に余念がない。

朝夕は、窓を開けて気持ちよく、でも開けっ放しだと、肌寒くもあり。日中は、まだエアコンがあった方が気持ちいい日もある。そんな、朝夕の気温差が大きい今が、秋も深まって寒くなりっぱなしの時期よりも、特にシニアさんはストレスを感じやすいようです。

シニアさんは、体温調整が難しくなっている

私たち哺乳動物は、体温を一定に保つために、暑ければ、体から外へ熱を放出し、寒ければ、体内で熱を生産しようとします。こういった調整を行う脳の機能は、感染した時に熱を出して、細菌やウイルスなどの増殖を抑制する場所と同じ領域にあります。

人間だと、高齢者がインフルエンザに罹っても、あまり熱が出ないため、本人も、周囲も気づきにくいことがありますが、熱を出す指令をする脳の領域が、加齢によって、機能しにくくなっていると考えられます。

そうなってくると、同じ領域にある「体温を一定に保つ機能」も、怪しくなってきていると思われ、寒暖差が大きい季節は、高齢者ほど、外気温の変化に対応しずらいのではないかと思います。

あんよの周りが、寒い時の仕様に切り替わらない

通常、寒いと感じると、「体温を一定に保つ機能」によって、脳からの指令で自律神経が働き、皮膚に近い血管が収縮して、冷たい皮膚に血液をちょっとしか送らないことで、全体の血液を冷やさないようにしてくれます。また、本人も、意識的に、暖かい場所へ移動するという行動に出ます。

ところが、「体温を一定に保つ機能」が衰えてくると、血管の収縮が行われず、血管の太さが同じままなので、血液がどんどん冷えてきて、特に冷えるあんよの関節周りの筋肉や腱が上手に動かせなくなると、想像します。

「意識的に、暖かい場所へ移動する」のは、自律神経とは別の機能なのですが、それも、加齢によって、だんだんと、できなくなるようです。

我が家の老犬が、まさにそうでした

今、思い出せば、我が家のヴァイス(シーズー 享年17歳9ヶ月)も、14歳あたりから、秋のお彼岸を過ぎると、あんよがおかしくなり、「あれ?今、あんよの動かし方を思い出すから、ちょっと待ってな」の連発でした。ただ、秋も深まると安定し、翌年の秋、またそうなる。という繰り返しでした。

そして、寒いなら寒いで、暖かい場所へ移動すればいいのに、寒そうな場所にいるまんま、ただ震えている。という状況にもなっていました。

そんな時のケアと、症状が少しでも軽くなる食材

シニアさんは、もう、早め早めのお洋服。です。そして、食事やおやつさんに、

  • ジンジャー
  • キノコ類
  • 人参・牛蒡・かぼちゃ・レンコン
  • 黒豆・小豆
  • 卵・レバー
  • 鮭・イワシ
  • 栗・りんご
  • 味噌

の中から、毎回、どれかを加えてあげましょう。

まとめ

朝夕の気温の変化が大きい時期は、特にシニアさんは「体温を一定に保つ」ことが難しくなります。あんよがおかしいな・・・と思ったら、まずは病院へ行って、他のご病気が原因でないことを確かめ、冷えが原因のようでしたら、冷えから守ってくれる食材を、毎日のごはんに使って、体の中から応援してあげましょう。

 

 

 

 

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