愛犬の目のトラブルを食事でケア

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6月から8月頃にかけて、愛犬様の目が充血するというご相談が多くなります。目に疾患がない場合、夏草の「カモガヤ」や「オオアワガエリ」という草にアレルギー反応を起こしている可能性もあります。

カモガヤ

「カモガヤ」は、草の高さは60㎝〜120㎝くらい。葉っぱは緑色で、枝の先に小さな淡い色の花が集まって咲いています。5月頃から7月頃まで花粉が飛びます。河川敷や公園や道路脇などに咲いています。近づかなければ大丈夫ですが、風に乗って花粉がやってくると、目が充血したり、皮膚炎を起こすお子もいるようです。

 

 

 

オオアワガエリ

「オオアワガエリ」は、50~130cmくらいの長い茎に、まっすぐな円柱形の穂のような花を付けています。6月頃から8月頃まで花粉が飛びます。道端・空き地・河川敷・畑地などに咲いています。近づかなければ大丈夫ですが、風に乗って花粉がやってくると、目が充血したり、皮膚炎を起こすお子もいるようです。

 

 

 

アレルギー対策

花粉アレルギーじゃないかな〜と思い当たる場合は、毎日の食事やおやつさんに、「ネトル」というハーブを加えてみてください。「ネトル」には、天然の抗ヒスタミン成分があり、アレルギーを鎮める作用があるとされています。花粉にやられている場合は、抗生剤が入った点眼薬ではなく、人工涙液で眼を洗ってあげる方がスッキリします。充血は、花粉の時期が過ぎると回復します。

眼を健康に保つ食事

眼には、緑色の葉物野菜、紫色や青色のベリー類、人参、胡麻、ひまわりの種などが良いと考えられています。ハーブでは、パセリ・イチョウ・ダンデライオン・アイブライトが、眼を健康にするお手伝いが得意です。

・緑色の葉物野菜(小松菜・ほうれん草など)や人参は、眼の細胞や粘膜の新陳代謝を保つ力があると言われています。

・紫色の食べ物(紫芋など)や青色のベリー類(ブルーベリーやカシスなど)には、目の網膜にある色素や充血の回復に良いと言われています。

・ごまやひまわりの種、玄米、れんこんは、視神経の働きを高めて視力の低下を防いだり、眼から脳に通じる神経の伝達をスムーズに保ってくれる働きがあります。

・パセリやレバーは、涙を作る時に重要な働きをしてくれますし、眼の細胞や粘膜の新陳代謝を保つことが期待されていますので、花粉を洗い流してくれたり、ドライアイの予防や緩和にもつながると思います。

・他にも、ブロッコリー・小松菜・キャベツ・さつまいも・ローズヒップ・パプリカ・りんごは、水晶体の酸化防止と、透明度を保つ働きを手伝うため、白内障の予防にも効果的と言われています。

・彩紫芋、法蓮草、黒すりごま、アイブライト、ネトル、イチョウ、ひまわりの種を使ったミックスハーブ「EYEに愛」を、毎日のごはんにふりかけてもいいと思います。

このような食材の中から、毎日の食事にトッピングしたり、おやつさんにあげたりして、愛犬の眼の元気度を上げてまいりましょう。最愛の愛犬のおめめは、この世に2つだけですものね。

 

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