シニア犬の血流を良くする食材
暦の上では、もう冬の入り口でしょ?なのに、名古屋は、朝だけそんな感じで、日中はコートを手に持って歩く人が多いです。
日中の暑さ(!)を避けるために、何気に最高気温寄りに服を選ぶと、おいおい、まだ最高気温になってないんやけど・・・な時に、じわじわ来る「冷え」にやられます。
「自分では寒いと感じていないけど、確実に冷えている」せいで、血流が悪くなり、腕や首や肩や股関節が痛くなるってやつです。
そんな時、葛根湯を飲んで楽になったら、あ、やっぱ冷えからか・・・と判断して、ジンジャーティーやカモミールティー、味噌煮込みうどん(名古屋飯!)など、体を温めてくれるものを、一気にいただきます。すると、わり早で全ての痛みは去っていきます。
あんよが上手に動かない
さて、最近のお問い合わせで一番多いのが、シニア犬の「歩き方がおかしい」です。冷えてくると、昔ダメージを受けた場所や、弱っている場所が痛くなったりし易いようです。「涼しくなり始めの時期は、あんよが上手に動かなくなる」にも書いていますが、
シニア犬あるあるで、「冷え始めた頃に歩き方がおかしくなって、しばらくすると、ちゃんと歩く」を繰り返しながら、ハッピーエイジング生活が続いていきます。こんな時、私たちは、どうしてもあんよに着目しがちですが、血流を良くして、体を温めてあげると、案外うまくいくこともあります。
体を温めて血流を良くする食材
- オリーブオイル
オリーブオイルをトッピングしたり、お肉やお魚を加熱する時に使用しても大丈夫な子は、加熱した生姜をオリーブオイルに漬け込んだ「ジンジャーオイル」を使用すると、血流UPと胃腸の調子をサポートしてくれるので、オススメです。
サチャインチオイルには、天然のビタミンEが多く含まれているため、冷えで痛みが発生している部分の血流をサポートし、活性酸素の働きを抑えてくれます。お魚系のオイルが苦手な子にもオススメです。
- 温かい性質の肉魚
うなぎ、イワシ、アジ、鶏肉、牛肉、羊肉などが体を温めてくれます。
- ごま
白ごまより、黒胡麻の方が体を温め、腎のフォローもしてくれます。
- 大豆
お豆腐もいいですが、納豆のように発酵した食品はさらに体を温め、血行を助けてくれます。
- EPA
EPAは、いわし・さば・あじなどの青魚に多く含まれるn-3系脂肪酸のひとつで、イワシ・マグロ・さば・鯛・ブリ・秋刀魚などに多く含まれています。トッピングに利用すると良さそうですね。
レバーに多く含まれるビタミンB12が、血行不良によって傷つけられた末梢血管を修復し、痛みを和らげるといわれています。鯖、ホッケ、アジにも多く含まれています。
- ポリフェノール
目のトラブルや肝臓が弱っている子にもおすすめで、ブルーベリー・玄米・豆類・生姜・ターメリックにも含まれています。
- アルギン酸
アルギン酸には、新陳代謝を活発にして血流を促す働きがあります。ひじきや昆布、ワカメなどの海藻類に多く含まれます。
- ビタミンE
ビタミンEには、血液の流れをスムーズにし、体内のすみずみまで新鮮な酸素と栄養素を届ける力がありますが、油に溶けるので、脂質と一緒に食べるのがいいと言われています。また、ビタミンCも一緒に食べると、より力を発揮するようです。
かぼちゃ、ブロッコリーは、ビタミンEもビタミンCも多く含まれていますので、冬のお野菜トッピングや、おやつさんにおすすめです。
イチョウは、循環器系、脳、耳や目、手足の先っぽなどの毛細血管の血流を促進します。ご希望があれば、元気ごはんの素にお入れしてお届けしていますので、お気軽にお申し付けください。
まとめ
冷える季節は、古傷が痛んだり、関節がギクシャクしやすくなります。身体を温めてくれる食材を食べたり、お散歩をしたり、皮膚を温めたりして作った熱エネルギーは、血液に乗って、全身に巡って行きます。体の隅々に熱を行き渡らせるためにも、血液を綺麗にして、血流をよくしておきましょう。体の中からポカポカになって、ご機嫌さんな毎日が続きますように。