夏に膀胱炎を発症しやすい愛犬を守る対策5つ

夏の終わりに発症するタイプの、愛犬の膀胱炎や結石、今年もご心配な方、多いと思います。実は、5つの対策で、症状が出ることなく終わったり、出たとしても軽くすむ、ということがわかってきました。

弊社からの少しの質問やアドアイスと、それに対して真摯にお答えくださり、実行をしてくださったお客様からの膨大なフィードバックによって、対策が5つまで絞られました。ご協力いただきました皆様には、この場を借りて、深く感謝いたします。

  • 夏の終わりに、膀胱炎や結石になりやすい原因
  • 5つの対策
  • まとめ

夏の終わりの膀胱炎や結石でお悩みの方に、少しでもお役に立ちますように。

夏の終わりに、膀胱炎・結石になりやすい原因

数年前までは、寒くなり始めの10月や11月に、この症状のご相談が多かったのですが、最近は、夏の終わり頃に、ご相談が多いです。しかも、去年もなったという感じで、繰り返すようです。最大の原因は、「暑すぎる夏」だと思っています。

【原因1】暑すぎるので、もちろん、私たちはクーラーを使います。通常、冷気は下に溜まります。この部屋の下層の冷気が、愛犬の膀胱を冷やしているのではないかと考えます。膀胱が冷えますと、膀胱の抵抗力が弱まります。

【原因2】逆にお外は、早朝も日没後も、期待するほど気温が下がりません。特に街は、熱気が道路にこもったままです。その中をお散歩をするので、いつもより水分が身体から出て行き、尿量が減ります。

【原因3】膀胱炎や結石にやりやすい子は、もともと代謝がうまくいかない子が多いので、お腹の調子が悪いことがあります。そのため、ゆるい便が、お尻の毛につくことがあったりして、菌が尿道へと進みやすくなります。しかも夏は、菌も元気です。

このように、元気な菌が尿道を通って、抵抗力の弱った膀胱へ向かって行く時、押し流す尿自体が少ないので、菌が膀胱へ辿り着きやすくなっている。たどり着いた膀胱では、そんなに抵抗もされないので、繁殖する。膀胱の内部の壁が炎症を起こして、剥がれる。

その剥がれた細胞や菌自体を核として、代謝できずに膀胱まで来てしまった栄養素が、くっついて、砂や石になる。という流れではないかと想像しています。

5つの対策

【対策1】フローリングで直に生活している場合は、敷物を敷き、床から天井に向かって「サーキュレーター」を稼働させます。お散歩帰りのような「マジで暑い」時のための冷たい敷物は、別に用意しておき、愛犬が、体調に合わせて、好きな体感温度の場所へ行けるようにセットしましょう。

【対策2】1日で一番温度が低い時を選び、お散歩の距離と時間、可能なら場所も変えてみましょう。同じ道でも、ほんの數十分の違いで、温度や光量が変わりますし、道の反対側は日陰じゃんって事もあります。愛犬の暑がり方を、よく観察しながら、MAXになる前に、自宅に付いているように、誘導したいです。

【対策3】便が出る場所から尿が出る場所にかけての毛を短くカットし、清潔に保ってあげましょう。除菌グッズを使用しますと、守ってくれる菌まで消してしまう事もありますので、水で湿らせたガーゼなどで優しく拭くくらいが適当だと思います。

【対策4】水分の多い食事をしましょう。ごはんのトッピングやオヤツに、旬の野菜や果物を利用し、全体の水分摂取量を増やします。スイカ・トマト・きゅうり・パプリカ・ゴーヤ・オクラなどがオススメです。また、免疫力を下げないために、シジミ、うなぎ、鶏胸肉、アーモンドプードル、きのこなどを、元気ごはんの素と一緒に炊くのも、ありだと思います。

【対策5】利尿作用があり、膀胱や尿道の粘膜を守る働きをするハーブを、ごはんに混ぜることをオススメします。パリフィ舎では、利尿を促し、膀胱や尿道の粘膜を守る働きをするハーブに、免疫力を上げるハーブなどをプラスして、「結石退散」というハーブのふりかけをご提案しています。

まとめ

夏の終わり頃に、膀胱炎を発症しやすい愛犬は、膀胱の抵抗力を上げるために、床を冷やしすぎず、お散歩は少し短くし、水分量の多い食事に、利尿作用のあるハーブをプラスしてみて下さい。膀胱炎になりやすい時期の1ヶ月くらい前からのケアで、スルーできることが多いです。今年の夏は、膀胱炎になりませんように。

 

 

 

 

 

 

 

 

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