愛犬の免疫力を高めるには

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新型コロナウイルスが、犬や猫にも感染したという報道を受け、愛犬の免疫力を上げておきたいというお問い合わせが多くなっています。

メディアでも、感染症の専門家が、「睡眠を良くとり、バランスの良い食事をする事」が、免疫力の強化に繋がると話していますが、

特別なハーブや漢方、お薬に頼らなくても、普段の生活の中のちょっとした事で、愛犬が持っている免疫力を応援することができます。

今回は、

  • そもそも免疫力って何?
  • 免疫力が下がるわけは?
  • 免疫力を高めると言われている方法
  • 応援をしてくれるであろう食材

を書いていきます。(ドクターではないので、なんでか知ってる事と、経験の中でお話ししますね)

免疫力とは

身体で発生したガン細胞や、外から侵入してきた細菌、ウイルスなどを常にパトロールしていて、こいつ、悪いやつ!と判断したら撃退する自己防衛システムのことを、「免疫力」と呼びます。(ん?あってるか?)

この免疫のシステムは、複雑あ〜んど精巧で、いくつもの免疫細胞が協調し合っています。

まず、パトロール中に悪い奴を発見したら、とりあえず、そやつを捕まえます。捕まえる係の免疫細胞は、悪い奴を捕まえると、自ら発熱物質を出して、ピーポーピーポーと、警報を体内に鳴らします。

捕まえる係の免疫細胞から、「なんか悪いやつ、捕まえたぞ!」の情報を受けた脳は、「どのウイルス・細菌だよ。あ、それか・・。それなら、確か、この温度で弱るはず」と考え、「体温を何度まで上げよう!」と体に指示を出します。(ウイルスや細菌の種類によって、発熱の最高温度を変えるらしいです)

身体がその温度まで上がると、ウイルスや細菌が、身体の中で増えていくスピードが遅くなります。そして、これらの病原体をやっつけてくれる白血球がワヤワヤ出てきて、やっつけてくれるのです。

見事、やっつけたら、それ以上暴走して、自分の身体まで傷つけてしまわないように、「お〜い!もういいゾォ〜!止まって止まってぇ〜!」という役割の細胞もいるんですよ。

なので、言い方を変えれば、免疫力が高いというのは、外敵が侵入した時に、発熱する力が高いと言えますよね。

免疫力が下がるわけ

実際、シニアになってきてくると、免疫細胞などを作る能力が基本的に落ちてくるので、免疫力が下がってきます。すると、外敵が侵入しても、発熱する力がなくて、そのまま外的にやっつけられるようなのです。

免疫力が下がる要因としては、加齢、過度の運動、不規則な生活、ストレス、栄養の偏りや添加物など化学物質の過剰摂取、タバコの副流煙、睡眠不足、などが挙げられています。生理がある子は、生理後に免疫力が下がるようです。

免疫力を高めるには

もう、わかりますね。免疫力を高めるには、免疫細胞を作り出す能力を助け、免疫細胞がしっかりパトロールできるようにし、発熱を促し、白血球が活躍できる身体にしておけばいいのです。

  • 口腔環境と腸内環境を整える
  • 適度な運動をする
  • 安心して眠れる環境作り
  • ストレスを溜めない(上手に発散させる)
  • 添加物をなるべく摂取しない
  • タバコの副流煙対策をする

口腔には、腸内と同じように、いい菌達もたくさんいます。口腔ケアをしすぎると、口腔内の菌のバランスが崩れ、侵入者に対してのファーストアタックができなくなることもありますので、ほどほどに。

それから、免疫細胞の6割は腸内にいると考えられています。腸内フローラの菌のバランスを整えることが、免疫力を高めることにつながります。

応援をしてくれる食材

納豆、ヨーグルト、パン(天然酵母)、味噌、チーズ、鰹節、マヌカハニーなどが腸内フローラを整えてくれる味方になってくれます。いつものごはんやおやつに、少し足してあげるといいと思います。

人間での話ですが、免疫力は、体温が1℃下がると30%低下し、1℃上がると最大5~6倍も高くなるともいわれています。体温が上がって血流が良くなると、パトロールのスピードも上がりますし、警報も早く行きわたりますし、白血球の到着も早くなりますものね。

身体を温めてくれる食べ物には、

  • ジンジャー、ガーリック、黒砂糖
  • アジ・イワシ・サバ
  • 羊肉・鶏肉・鹿肉

などがあります。上手にごはんやおやつに取り入れて、愛犬の血流を良くしておきましょう。

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元気ごはんの素の他のタイプにも、ジンジャーかガーリックをお入れしてお届けいたしますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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