日向ぼっこで回復しよう

「夏の日差し」もやっと去り、お散歩日和の「秋の日差し」になってまいりました。小寒い日陰から、暖かい日向へ出ると、ほっといたします。

私だけかもしれませんが、腰痛時には、体を屈め、腰を一番高くして太陽に見せ、太陽の暖かさを、30分くらい吸収すると、それだけで回復してまいります。

動物たちは、みんな「日向ぼっこ」が大好きです。カメやワニ、フラミンゴやインコ、猿やミーアキャット、猫や犬、トカゲやヘビ、バッタや蝶。多分、恐竜たちもそうだったはず。

みんなが大好きな「日向ぼっこ」には一体何があるのか。について、探ってみたいと思います。

人間が行う日向ぼっこ

『ウィキペディア(Wikipedia)』ひなたぼっこ より引用

人間は自然の太陽光や自然に触れてのリラクゼーションを目的として行う事が多い。例えばテラスバルコニー日本家屋縁側は陽の当たる場所に作られて、庭木を見たり、音楽を聴いたり、軽食を楽しんだりしながらひなたぼっこをすることも多い。 また、日光を浴びることで紫外線の働きで血中のコレステロールビタミンDに変わる。ビタミンDは骨や歯の形成に不可欠であり、欠乏するとくる病など障害をもたらす。ビタミンD不足は日照量が少ない地域の風土病といえ、欧州人が白い肌をもつに至った原因である。故に、これらの地域では日光浴が推奨され、習慣となっている。また日光を受ける事で体内時計の調整を行うためリラクゼーション以上に体内機能の保持に必要な面もある。

ヒトにおいては、午前10時から午後3時の日光で、少なくとも週に2回、5分から30分の間、日焼け止めクリームなしで、顔、手足、背中への日光浴で、十分な量のビタミンDが体内で生合成される

動物が行うひなたぼっこ

『ウィキペディア(Wikipedia)』ひなたぼっこ より引用

動物にもひなたぼっこを好むものが多い。例えばは冬場に集団で固まってひなたぼっこする傾向がある。またアオウミガメも甲羅干しをする、変温動物であるためにひなたぼっこをしないで体温が下がると動けなくなってしまうためである。また、水中より体力を温存出来るのでえさが多くなる時間帯まで陸上で待つことや、甲羅についた寄生虫カビ細菌を死滅させることも目的とされている。

ある種の動物では、毛皮や羽根が紫外線の皮膚への到達を妨げている。鳥類や毛皮を持つ哺乳類においては、皮膚から毛皮や羽根に皮脂を分泌し毛繕いすることによって口からビタミンDを摂取している。

 

紫外線は「元気」のためには絶対必要

夏の間、どうやって紫外線から逃れようかと、一生懸命生きてきましたが(いや、ほんと、もうね、顔中覆ってる人もいましたからね)、実際、紫外線は、私たちが元気に生きるためには、絶対に必要なアイテムのです。

  • 陽の光を浴びると、幸せホルモンの「セロトニン」が分泌される
  • 陽の光を浴びると、記憶力や運動能力が向上する
  • 紫外線を浴びると、コレステロールからビタミンDが合成され、カルシウムの吸収率が高まり、骨が強くなる
  • 紫外線には、ノミやダニを退治したり殺菌力があり、カビや細菌の繁殖を防ぎ、皮膚病の予防になる
  • 紫外線B波で、腸内細菌環境が良くなる

参考:ブリティッシュコロンビア大学の研究

How the Sun Alters Gut Microbiome: Skin UV Exposure Reflected in Poop

ineffableisland.com 2019/10/24

紫外線B波は、皮膚の免疫系を何らかの形で変化させ、次に全身的に変化させ、腸内環境を非常に好ましい状態へと変化させるのです

 

吠えすぎるフシがある愛犬や、シニアさん、骨に問題を抱えている子、皮膚やお腹が弱い子は、積極的に「日向ぼっこ」をして、変化を観察してほしいです。変化があったら、是非、教えてください!

ちなみに、昆虫や爬虫類には、専用のUVライトが販売されていますが、犬猫用のは・・・ないですね・・・。

日光に当たれない子には、太陽の音を

ルンルンのお散歩に行ける子、よろよろでもお外へ行ける子、ベランダやお庭で日光浴できる子、紫外線カットの付いていない窓から入ってくる日光でまったりできる子は、そこで太陽の恩恵を受けることができますが、

太陽が沈んでからのお散歩しか行けなくて、お留守番中も、日光が当たらないお部屋にいる子や、もう夜の徘徊以外は歩かなくなってて、明るい場所に連れ出そうもんなら、とても眩しそうにして嫌がるハイシニアさん達には、次の一手が!

太陽から出ている周波数と協和する「528Hz」の音叉を、1日に数回、体に向かって鳴らしてあげると、気持ち良さげに聞いてくれます。

検索すると、528Hzの音楽も色々と紹介されていますので、静かに聞かせてあげるのもいいと思います。めっちゃお気に入りの曲を発見できたりして、その曲が徘徊や不安の予防になったりもします。何より、愛犬が、ほっこりした、あったかい夢を見ている姿は、最高に「愛」ですよね。

太陽の音を、実際に聞いてみたい場合は、NASA の太陽観測衛星 SOHO に取り付けられた装置で、太陽の表面の音の圧力波を記録して、それをスタンフォード大学の天文学者さんたちが、振動を再現したものが、こちらに紹介されています。ダウンロードして、聞くことができます。(米国スタンフォード大学のソーラーセンターのウェブサイト)

まとめ

太陽あっての私たちってことは、地球人として重々わかっているのに、最近、紫外線は厄介者扱いですよね。実際、私は紫外線アレルギーで、体の一部分に紫外線が当たると、3日くらい湿疹とかゆみでえらいことになります。

それでも、太陽光は、私たちを幸せな気分にしてくれて、骨を丈夫にし、記憶力や運動能力を向上させ、皮膚から腸内環境まで整えてくれる、最高の光。

避けることなく、適度に「日向ぼっこ」ができる、これからの季節は、積極的に「日向ぼっこ」をしてみましょう。日向に出らない子も、太陽の音楽を聴いて、心の底から癒されてください。

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